コーヒー「非常事態」複数銘柄品切れ

コーヒーの入荷が非常に厳しい状況になっていると静岡新聞 8月9日(日)配信しています。
静岡県内の自家焙煎をやっている専門店では、複数銘柄で入荷のめどが立たないケースが続出しているようです。



※http://www.nagaicoffee.com/　　

世界各国の豊富な種類、高品質のコーヒー豆大量買い専門店であるフレッシュロースター珈琲問屋静岡店では「ブルーマウンテンNO．1」をはじめ、ハワイコナの最上級品「エキストラファンシー」などの在庫がゼロのようです。

これは、静岡からの発信ですが、全国的な傾向と思われます。新たな発信が続くように思います。コーヒー店だけの話ではなく、自動販売機の缶コーヒー、コンビニの１００円コーヒーにも影響が出るはずですが、企業努力でどんなかたちになるか、直接サイフに影響のある話で心配するところです。

複数銘柄で入荷が厳しくなっている原因は、中南米での近年相次ぐ自然災害があるようです。 ジャマイカの台風やブラジルの大干ばつがあり、さらにコロンビアやグァテラマなどで木を枯らす「さび病」の大流行で壊滅的被害をもたらしているようです。

流通面の要因も大きいようです。コロンビアの生産農家のストライキで出荷が一時止まったり、中東のイエメンの内戦で輸出が滞っているなどがあるようです。

新興国の消費拡大といった要因では、中国の富裕層による消費拡大が挙げられ、さらに円安などの影響で入荷が困難になっているようです。

どうしても、地球温暖化の影響を考えてしまいます。日本近海の漁獲の魚種の変化、猛暑日の連続記録、ゲリラ豪雨、コーヒーの不作、自然がいろいろなかたちの現象で温暖化を示しているように感じました。

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タグ：地球温暖化 コーヒー