樹木希林さん主演映画「あん」で考えた!!

マイナビニュースの記事読んで考えました。 樹木希林さんは、どら焼き屋「どら春」の求人を見て、懇願の末、どら焼きの「あん」 を作ることになった老婆　徳江役を演じています。


※http://an-movie.com/

映画のあらすじは 徳江おばあちゃんが作る粒あんが美味いとの評判で、閑古鳥が鳴いていた店はみるみる 間に繁盛していくのです。

ここで終わったのでは、「日本むかしばなし」になってしまいますよね。

徳江おばあちゃんがかつてハンセン病を患っていたという噂が流れたことで客足が 遠のき店長の千太郎（永瀬正敏さん）は、徳江おばちゃんに辞めてもらうしかならなく なります。おとなしく店を去った徳江おばあちゃんが気にかかる千太郎と仲の良かった 女子中学生ワカナ（内田伽羅さん）とともに徳江おばあちゃんの足跡をたどるという 展開です。

おとなしく店を去った徳江おばあちゃん、ハンセン病に対する無知と偏見、それを さんざん経験してきたであろうハンセン病だった人達の気持ちを徳江おばちゃんが 演じているいると思います。

樹木希林さんは、東京の国立療養所多磨全生園を訪れたとき、広い園内だけど寂しい ところだ。７２歳にもなって、こういうところがあることを知らなかった。患者さん は、ここからでることできなかったのだ。と感じたと言っています。

また、元患者さんたちに会ったとき「どこで会ってもみんなそれぞれ明るい」それには 「とても救われた」と言っています。 徳江おばあちゃんの天性の明るさに重なったので「とても救われた」と感じたのだろ うと思います。

樹木希林さんは２０１４年がん治療の終了を公表しましたが、病気を引き受けたときの 気持ちは徳江おばあちゃんと一緒だなあと言っています。

役になりきれという河瀬直美監督と樹木希林さん、「生きていく」ということはどう いうことか考えさせられます。

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